アイヌ食、成分表に初掲載 伝統文化記録で文科省

2019/12/2 18:14
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スケソウダラの肝臓油「たらのあぶら」(アイヌ民族文化財団提供)=共同

スケソウダラの肝臓油「たらのあぶら」(アイヌ民族文化財団提供)=共同

文部科学省が食品の成分をまとめた「日本食品標準成分表」に、アイヌ民族の伝統食品を初めて掲載する見通しとなった。成分表は栄養計算の基礎になるため、食べる機会の多いものを中心に掲載するが、今回は食文化の記録が主な理由。

焼いて食べる「ツルニンジン」や、スケソウダラの肝臓油「たらのあぶら」、お茶にする「ナギナタコウジュ」など6種類を加える。アイヌ民族文化財団(札幌市)で文化の伝承活動に取り組む村木美幸さんは「成分が分かることで、安心して給食などの料理に使える。アイヌ文化を知ってもらうきっかけになればうれしい」と話す。

文科省によると、海外の成分表には先住民の食品が盛り込まれていることもあり、2016年ごろからアイヌの食品の追加を検討していた。今回は財団の協力で現物を入手し、成分を分析した。

日本の成分表は1950年の初版以来、食品の追加を重ね、現在は2千種類以上についてエネルギーやタンパク質、ビタミンなどの量を表示している。学校給食や病院食作り、栄養指導などに活用されている。〔共同〕

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