マイナンバーの情報連携に障害 ポータル一部停止

マイナンバーを基に個人情報を関係機関の間でやり取りする情報提供ネットワークシステムが2日、午前0時29分からトラブルのため停止していることが日経 xTECHの取材で分かった。マイナンバー制度の個人向け専用サイトである「マイナポータル」で利用者登録もできない状態となっている。
総務省大臣官房個人番号企画室は「午前0時29分から情報提供ネットワークシステムを使った業務ができない状態が継続している。事業者らと原因の究明を進めている」と明らかにした。現在のところ復旧のめどは立っていないという。
利用できなくなっているのはマイナンバーを基に行政機関の間で情報を連携するための「機関別符号」を生成して提供する業務や、それを使った行政機関間の情報連携などという。マイナポータルで行政機関同士の個人情報のやり取りの履歴など自己情報を確認する機能も「メンテナンス中のため」として利用できない状態となっていたが、15時頃復旧した。
(日経 xTECH/日経コンピュータ 大豆生田崇志)
[日経 xTECH 2019年12月2日掲載]
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