安全なくして成長なし JR西日本の長谷川一明社長
(登場)

2019/12/2 16:27
保存
共有
印刷
その他

「基幹事業である鉄道の安全なくして、当社グループの成長はない」。社長就任翌日の2日、幹部らへの訓示と直後の記者会見で何度も強調した。2005年に起きたJR福知山線脱線事故の際、神戸支社の次長として被害者対応にあたった経験が原点にある。

記者会見するJR西日本の長谷川社長(2日午前、大阪市北区)

記者会見するJR西日本の長谷川社長(2日午前、大阪市北区)

前任の来島達夫副会長から後継指名を受けたのは10月上旬。職責の重さから即断はできなかったが、自問自答の末に「一人ひとりの力を結集し、職務にあたっていきたい」と受諾した。来島氏は「キレと繊細さを兼ね備えた人物だ」と評する。

16年から副社長で、非運輸業を統括する創造本部長を務めた。新ブランドのホテル「ヴィスキオ」の展開や、三菱重工業の不動産子会社の買収を通じた不動産事業の拡大などを主導してきた。

足元の事業環境は訪日客の急増といった追い風が吹く一方、社員らの意識に疑問符が付く不祥事が後を絶たない。成長機会を生かすキレのある戦略と、安全安心に向けた繊細な取り組みが早速試されることになる。

趣味は釣り。「相互理解」「敬意と共感」という言葉を大切にする。

(はせがわ・かずあき、三重県出身)

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]