イラク国会 首相の辞任を承認、デモは継続

中東・アフリカ
2019/12/1 23:25
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【カイロ=飛田雅則】イラクの国会は1日、デモの拡大を受けて辞意を表明していたアブドルマハディ首相の辞任を承認した。サレハ大統領は後任の首相候補を指名するが、各政党の協議は難航が予想され新政権の発足には時間がかかる見通しだ。政治的な混乱が長期化する懸念がある。

イラクの国会は1日、アブドルマハディ首相の辞任を承認した=ロイター

イラクの国会は1日、アブドルマハディ首相の辞任を承認した=ロイター

イラクでは10月以降、首都バグダッドなど各地で、高い失業率や電力不足などに抗議する反政府デモが続いている。イラク政府に影響力がある隣国イランにもデモ隊の不満が向かい、11月27日には中部ナジャフのイランの在外公館が放火された。AP通信によると治安当局とデモ隊の衝突で少なくとも400人が死亡した。

イラクで影響力を持つイスラム教シーア派最高権威シスタニ師は11月29日「政府は事態を打開できておらず、国会は国益を考えるべきだ」と述べ、間接的にアブドルマハディ氏の辞任を求めていた。同氏の辞任が承認された後も、バグダッドなどではデモが続いている。

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