中国景況感、7カ月ぶりに「拡大」
11月、新規受注など好調

中国・台湾
2019/11/30 10:52
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【北京=原田逸策】中国国家統計局が30日発表した2019年11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.9ポイント高い50.2だった。拡大・縮小の節目となる50を7カ月ぶりに上回った。クリスマス商戦などの受注が好調だったという。今後も回復の勢いが持続するかどうか注目される。

PMIは製造業3千社へのアンケート調査で算出する。新規受注や生産が50を上回れば拡大、下回れば縮小を示す。

11月のPMIは事前予想を大幅に上回った。生産が前月比1.8ポイント高い52.6、新規受注が同1.7ポイント高い51.3といずれも急回復した。業種別でみると食品、医薬、自動車、船舶・鉄道などの改善が目立った。

統計局は「新規受注の回復はクリスマス商戦で海外の受注が増えたことと関係がある」と分析した。輸出に限った新規受注は前月比1.8ポイント高い48.8だった。依然として節目の50を下回ったものの、4月以来7カ月ぶりの高水準だった。

政府が景気対策として力を入れる公共工事の拡大が波及しはじめた可能性もある。企業の規模別にPMIをみると、大企業、中堅企業、中小企業のいずれも回復した。

今後は回復が持続するかどうかが焦点だ。PMIは今年3、4月も一時的に拡大に転じたが、5月以降は再び低迷した。

国務院発展研究センターの張立群研究員は「PMIは前月比で算出するため、10月に建国記念の長期休暇があった反動で11月の数値を押し上げた面がある。景気対策は効果を挙げているが、依然として下押し圧力がある。今回の改善を過度に評価すべきではない」と指摘している。

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