香港航空、カナダ便など停止へ 旅客需要が低迷

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アジアBiz
2019/11/29 19:13
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【香港=木原雄士】香港航空は29日、2020年2月にカナダのバンクーバー、ベトナムのホーチミン市、中国・天津の3路線を停止すると発表した。デモが長引き香港への旅客需要が低迷するため。ロサンゼルス便の停止も決めており、大幅な見直しとなる。ロイター通信は29日、最大手のキャセイパシフィック航空が20年に旅客便の容量を1.4%削減する計画だと報じた。

香港航空は大幅な路線再編に踏み切る=ロイター

香港航空は中国の複合企業、海航集団(HNAグループ)系の中堅航空会社だ。格安航空会社(LCC)などとの競争で経営が悪化していたところに、香港の大規模デモの影響が直撃した。

29日の発表では「香港で進行中の社会不安(大規模デモ)による厳しい事業環境のもと、ネットワーク戦略を見直して優先路線に注力する」と指摘した。これまでも日本路線などの減便を進めてきたが「旅行需要の低迷が収益に打撃になっている」と説明した。

香港政府観光局は29日、10月の訪問客が約331万人と前年同月比44%減少したと発表した。全体の7割超を占める中国本土客が半分近くに落ち込んだのが響いた。足元では店舗の破壊など過激なデモは減っているものの、中国からの団体客は激減している。

香港航空を巡っては、春先から株主間の係争など混乱が続いていた。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、11月分の従業員の給与支払いも一部が遅れる見通しだ。

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