日鉄君津製鉄所「想定外の風に備え対策」被災後初公開

2019/11/29 17:59
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日本製鉄は29日、君津製鉄所(千葉県君津市)を報道関係者に公開した。同製鉄所は9月初旬の台風15号で被災し、鉄の半製品を製造する工場で煙突が倒壊。生産停止などの影響が出た。被災後の工場公開は初めてとなる。今後の大型台風などの到来増加に備え、新設する煙突は強い風への耐性などを従来より引き上げる方針としている。

半製品を薄く加工する「熱延工場」も一部で強風の被害を受けたという(君津製鉄所)

倒壊した煙突がある「第1製鋼工場」は現在、復旧作業を進めている。2020年初めから順次、生産を再開する方針。台風15号では、半製品を薄く引き延ばして加工する「熱延工場」の屋根の一部がはがれるなどの被害も出ているが、生産への影響は出ていない。

君津製鉄所の広報センター長の小倉順氏は「想定外の強風に備えた対策などの知見を積み、他の製鉄所の対策にも生かしていきたい」と話した。

同製鉄所は組織再編により、20年4月に「東日本製鉄所君津地区」となる予定だ。小倉氏は再編後について「それぞれの製鉄所の良さをうまく活用して、融合させていきたい」と話した。

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