液体ミルク、専用の吸い口が登場 江崎グリコと明治で

2019/11/29 16:19
保存
共有
印刷
その他

乳児用液体ミルクで、容器に取り付けて使う専用の吸い口が相次ぎ登場する。医療メーカーのジェクス(大阪市)が29日に江崎グリコの商品向けに売り出したほか、明治が2020年春に自社商品用の付属品を展開する。液体ミルクは今春国産が初めて登場したが、これまでは哺乳瓶に移し替える必要があった。利便性を高めて働く子育て世帯などの需要に応える。

明治は2020年春に缶入りの液体ミルクに吸い口を取り付けられる付属品を展開する(イメージ)

明治の液体ミルクと吸い口をつなぐ付属品をセットにした商品パッケージのイメージ

ジェクスが開発した江崎グリコの液体ミルクに対応した専用吸い口。「アカチャンホンポ」で販売を始めた

ジェクスはベビー用品店「アカチャンホンポ」で29日、グリコの液体ミルクに取り付けて使う専用の吸い口「チュチュ紙パック用乳首」を発売した。価格はオープンだが、約500円で売られる見込み。ミルクが入った紙パックに取り付ければ、そのまま赤ちゃんに授乳できる。

明治も同日、自社の液体ミルクと吸い口をつなぐ専用の付属品を20年春に売り出すと発表した。同社の液体ミルクは缶タイプで、6缶セットに合わせて販売する。価格は税別1290円。付属品を使うと、ベビー用品メーカーのピジョン製の吸い口を明治の缶入りミルクに取り付けられる。

液体ミルクは18年夏の厚生労働省の省令改正で国内製造が解禁され、グリコと明治が19年春に相次ぎ商品化した。粉ミルクのように計量やお湯で溶かす必要がなく手軽なため、働く子育て世帯の負担を軽減するとともに災害時の備蓄向けなどにも活用が見込まれる。

ただこれまでは2社の商品とも、哺乳瓶に移し替えて授乳する必要があった。海外では吸い口を容器に取り付けてそのまま飲ませられる商品も多いため、一層の便利さを求めて国内でも取り扱いを求める声が上がっていた。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]