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Bリーグ大阪、療養中の子ども支援 初のCSへ好調

男子プロバスケットボール、Bリーグの大阪エヴェッサが10月末、1人の小学生の「入団式」を行った。長期療養を必要とする子どもをチームに迎え、復学や自立を支援するプロジェクトに協力するもので、昨季に続き2人目の受け入れとなる。

入団したのは再生不良性貧血で療養中の小学4年生、土田琉偉さん(10)。大阪が主催するスクールに通っていたが、今年春に発症。バスケをできずに気落ちしていた中、退院のタイミングでチーム参加が決まり、「プロの選手をお手本にシュートを上手になりたい」とはりきる。来年4月まで月に1、2回、試合や練習に参加する予定で、シュート練習時のリバウンド回収や、試合前のタオルやドリンクの準備などを手伝う。

このプロジェクトは、療養生活を送る子どもがチームでの活動を通じ、体力や自信、社会性を取り戻せるよう支援するもので、NPO法人「Being ALIVE Japan」(東京・世田谷)が企画・運営。大阪は昨季も白血病の男子中学生を受け入れた。

土田琉偉さん(中)は今季終了までチームの一員として活動する

この中学生は約7カ月間、試合や練習のサポートを行いながらバスケの腕も磨き、夢だったという選手と1対1のプレーも実現。大阪の安井直樹社長は「スポーツには感情を動かす力がある。琉偉くんもエヴェッサに入団して感情を高ぶらせ、勇気を持ってまたバスケットで頑張ってほしい」と呼びかけた。

「今季はチャンピオンシップ(CS)に出てほしい」という土田さんの期待に応えるように、大阪は上々の滑り出しで11月に5連勝。シーズンの4分の1を終え、10勝5敗で西地区1位に立つ。上位8チームで年間王者を争うCSに進出すればBリーグ発足4年目で初となる。

今季はチーム体制を一新し、bjリーグ時代に大阪を3連覇に導いた天日謙作ヘッドコーチ(HC)が復帰。5人制の元日本代表で、今も3人制の代表に名を連ねる帰化選手、アイラ・ブラウン(37)らが加入し、選手12人の半分が入れ替わった。新たな看板に掲げる「走るバスケ」は、攻守の切り替えの速さと運動量がカギ。「まだまだ良くなる部分はある」(天日HC)と発展途上ながら、チームの熟成度は徐々に上がっている。

12月は10試合が組まれ、A東京、SR渋谷、千葉という東地区の強豪や、同じ西地区のライバル、京都と戦う。今季、京都から移籍したPGの伊藤達哉(25)は、期待の若き司令塔。「やりたいバスケは徐々にできている。今季、京都にはまだ勝っていないが、同地区だけに一つでも多く勝ち越したい」と意気込んでいる。

(影井幹夫)

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