CTC、AIとシミュレーション連携し生産最適化

BP速報
2019/11/29 18:00
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デジタルツインによる生産最適化のイメージ(出所:伊藤忠テクノソリューションズ)

デジタルツインによる生産最適化のイメージ(出所:伊藤忠テクノソリューションズ)

日経クロステック

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、設備や人などの物理的な環境をコンピューター上のサイバー空間で再現する「デジタルツイン」を活用し、生産の最適化を図る製造業向けサービスを始めたと26日発表した。予測のための人工知能(AI)と最適化・制御のためのシミュレーション機能を備えており、両者の連携によって生産計画の策定を効率化できるという。

具体的には、設備の異常をAIで予測し、その予測に基づいてシミュレーションを実行して最適な生産計画を算出する、シミュレーションのパラメーターをAIで調整して計画策定の効率を高めるといった利用が可能だ。

さらに、次世代通信規格「5G」によってデータ通信の超高速化・多接続化・低遅延化が進むのに伴い、物理空間とサイバー空間のリアルタイムな対応範囲を拡大できるので、都市や広範囲の交通網、エネルギーなどの分野でも、物理空間だけでは見つけられなかった課題を特定しやすくなる。

データ収集とAIの実行環境としては、あらゆるモノがネットにつながるIoTで使用されるさまざまなデータのリアルタイム処理を実現する米SASインスティチュートのツールを用いる。

シミュレーションソフトには、英ラナーグループの生産・物流シミュレーターを採用した。同シミュレーターは、生産ラインや物流、交通、事務などのプロセスを簡単にモデル化し、アニメーションによって可視化したり多角的なレポートを作成したりすることで、計画の定量評価を支援する。

CTCは併せて、データ収集のためのデモシステムも構築した。同社は今後、サービス提供で得たノウハウを元に、AIとシミュレーションの連携によるモデルの精度を高めていく計画だ。

(日経 xTECH/日経ものづくり 高市清治)

[日経 xTECH 2019年11月29日掲載]

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