スカイマーク、初の国際定期便 成田―サイパン線開始
スカイマークは29日、同社として初の国際定期便となる成田―サイパン線の運航を始めた。日本とサイパンを結ぶ定期路線は2018年5月に米デルタ航空が撤退しており、スカイマークが唯一の直行便となる。

「創業以来、初めての国際線の定期便。ようやく新しいステージに到達した」。同日午前、成田空港で開いた記念式典で市江正彦社長は強調した。3月からサイパンへのチャーター便を運航するなど実績を積み、定期便の実現にこぎ着けた。
成田からは午前10時15分出発で、現地時間の午後3時到着。サイパンからは午後4時35分(現地時間)に出発し、午後7時30分に到着する(土曜日のみ別ダイヤ)。毎日1往復、運航する。
スカイマークは15年に経営破綻し、投資ファンドのインテグラルやANAホールディングスなどの出資を受け、再建を果たした。10月には東京証券取引所に再上場を申請し、成長を求めて国際線に挑む。佐山展生会長は「時期はわからないが、将来は欧米路線も実現したい」と意欲を示した。