千葉、福島豪雨を激甚指定 台風19号に追加、閣議決定
政府は29日、千葉、福島両県などに大きな被害をもたらした10月下旬の記録的豪雨を激甚災害に指定することを閣議決定した。自治体の復旧事業に対する国庫補助率を1~2割程度引き上げる。既に指定した台風19号と一連の災害として追加し、対象期間を10月11~26日とする。地域は限定しない。
道路や河川、農地・農業用施設、林道などの復旧事業、災害公営住宅建設に対する補助率をかさ上げする。公民館や私立学校などの施設復旧も支援。被災中小企業に対し、事業再建資金を借り入れる際の優遇措置も実施する。
千葉、福島両県などでは10月下旬、台風21号や低気圧に伴う豪雨で土砂災害や浸水被害が発生した。
激甚災害は、インフラや農業などの被害額が一定基準を超えると指定される。〔共同〕