「平成」の犯罪総括 虐待・DV増加

2019/11/29 9:17
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2019年版の犯罪白書では平成の犯罪動向の変遷もまとめた。刑法犯認知件数が02年をピークに減る一方、児童虐待やドメスティックバイオレンス(DV)の検挙は増加し、インターネットを使った犯罪も増えた。

刑法犯認知件数は1996年以降、毎年戦後最多を更新し、02年に285万件を超えた。この後減少を続け、18年は戦後最少の81万件台に減った。殺人も03年に1400件を超え、平成で最多だったが、16年は戦後最少の895件だった。

検挙数では児童虐待が03年の212件から18年は1380件と増えた。配偶者間の暴行や殺人なども増加し、689件だった89年に比べ、18年は約12倍の8229件に達した。ネットを悪用した詐欺や児童買春といった犯罪も00年の802件から、18年は10倍以上の8127件になった。

刑事政策では04年に犯罪被害者基本法が成立し、08年には刑事裁判への被害者参加制度がスタート。被害者を経済面で支える給付金制度も拡充された。

厳罰化も進んだ。無期懲役受刑者の服役期間は、89年には仮釈放された13人中9人が20年以内だったが、03年以降は20年以内はなくなり、18年は仮釈放された10人全員が30年を超えた。〔共同〕

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