米、タリバン和平交渉再開 トランプ氏がアフガン訪問

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2019/11/29 6:16
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28日、トランプ米大統領はアフガン東部の空軍基地で演説し米兵を激励した=ロイター

28日、トランプ米大統領はアフガン東部の空軍基地で演説し米兵を激励した=ロイター

【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は28日、アフガニスタン東部のバグラム空軍基地を予告なしに訪問した。同国への訪問は2017年の就任後初めて。ガニ大統領とも会談し、アフガンの反政府武装勢力タリバンとの和平交渉を再開したと表明。「タリバンは和平合意を非常に望んでいる」と述べ、和平実現に意欲を示した。

トランプ氏は27日のフロリダ州での演説を終えると極秘でワシントン郊外の空軍基地に戻り、アフガンに向けて出発した。トランプ氏が戦闘地域を訪れるのは18年12月のイラク以来、2回目。

トランプ氏は米軍と敵対してきたタリバンとの和平について「協議している」と明言した。米国は9月、タリバンが米兵を殺害したことを理由に和平協議を一方的に打ち切っていた。米メディアは米国とタリバンの代表者が10月にパキスタンで面会したと報じたが、米側は公式に認めていなかった。

トランプ氏は1万2000人規模とされるアフガン駐留米軍を8600人に減らす方針を示した一方「和平に合意するか完全勝利するまで、米国は駐留し続ける」と強調した。

「米国第一」を掲げるトランプ氏は20年の大統領選に向け、国外駐留の米軍の縮小を自身の外交実績の一つとして訴えたい考えだ。

トランプ氏は空軍基地で感謝祭に合わせた七面鳥の料理を振る舞い、駐留米兵の労をねぎらった。今回の電撃訪問には米軍との関係を改善する狙いも透ける。トランプ氏は戦争犯罪の疑いがあった海軍特殊部隊員の処遇に介入。24日には介入に反発したスペンサー海軍長官を解任した。解任には複数の米軍高官が不満を示したとされ、関係の悪化を懸念する見方が出ていた。

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