Apple、クリミアをロシア領表記 地図アプリなどで

2019/11/29 3:19
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米アップルはロシア国内を対象にiPhoneアプリでウクライナ南部クリミアを「ロシア領」として表示し始めた(22日、米国内の店舗)=ロイター

米アップルはロシア国内を対象にiPhoneアプリでウクライナ南部クリミアを「ロシア領」として表示し始めた(22日、米国内の店舗)=ロイター

【モスクワ=小川知世】米アップルは28日までに「iPhone」の地図や天気のアプリで、ロシアが2014年に併合を宣言したウクライナ南部クリミア半島を「ロシア領」として表示し始めた。ロシア下院の要請を受け、同国内でのみ表示を変えたとみられる。国際社会はロシアによる一方的な併合を認めておらず、ウクライナ政府も反発している。

下院のピスカリョフ議員によると、クリミアをロシア領と示さないのは法律違反に当たるとして、5月から変更を求めていた。同議員は27日の声明で「アップルは義務を果たした」と述べた。

ウクライナは「心の一部を最悪の敵に盗まれた」(プリスタイコ外相)などと抗議している。リトアニアのリンケビチュウス外相も28日「クリミアはロシアに占領されたウクライナ領土だ」とツイッターに投稿し、アップルに修正を求めた。

ロシア国内の利用者がiPhoneのアプリでシンフェロポリなどクリミアの都市を入力すると「ロシア」と表示される。ロシア以外では国名を付けずに表示される。アップルは香港の抗議デモを巡っても、デモ隊が使っていたアプリの配信を中国政府の非難を受けて停止した経緯がある。

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