JXTG→「ENEOS」に社名変更 20年6月、知名度生かす

2019/11/28 20:37
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給油所で使う「ENEOS」ブランドを社名に掲げる

給油所で使う「ENEOS」ブランドを社名に掲げる

石油元売り国内最大手のJXTGホールディングス(HD)は28日、2020年6月に社名を「ENEOSホールディングス」に変更すると発表した。給油所などで使う知名度の高いブランドを会社名にも取り込んで新規事業の育成などに生かす。

石油の精製販売を担う子会社、JXTGエネルギーの社名も「ENEOS」へ変える。定時株主総会で正式に決める。

JXTGHDは源流である日本石油が1999年に三菱石油と合併したのを皮切りに再編を重ね、その度に社名も変えてきた。2017年には東燃ゼネラル石油と統合し、社名に「TG」が加わった。給油所では旧東燃ゼネラル系の「エッソ」「ゼネラル」などから「ENEOS」へのブランド統一が完了している。社名も変えて一体感をさらに高める狙いもありそうだ。

HDとエネルギーの事業会社を一体運営する形へグループの体制も見直す。現在は純粋持ち株会社のJXTGHDの傘下に主要な事業子会社がぶら下がる。20年6月からはHDとENEOSの間で取締役や執行役員の兼務を増やし、意思決定や執行を共通にする。現在は監査等委員や社外取締役を除くと兼務は1人にとどまる。

営業利益の約7割を石油関連事業が稼ぐJXTGHDにとって、低炭素の流れなど事業環境は厳しさを増している。「石油需要は40年までに半減する」(杉森務社長)以上、事業構造の再構築は急務だ。水素や再生可能エネルギーといった新たな領域の強化に向け、M&A(合併・買収)などを進めやすい体制を整える。

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