東芝、IoT関連で12種類のサービス開始 19年度中

2019/11/28 18:16
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東芝は28日に都内で開いた技術戦略説明会で、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」に関連した12種類のサービスを2019年度中に始めると明らかにした。工場設備の保守点検や鉄道の遠隔監視、火力発電所の故障の予兆を検知するシステムなどを顧客に提供する。同種のサービスで先行する日立製作所などとの競争が激しくなりそうだ。

同サービスはエネルギーや社会インフラ、製造業、物流の分野を中心に提供する。20年3月末までに順次始める予定だ。斉藤史郎執行役専務は説明会で、「東芝が持つ製造業のデータや保守運用のノウハウを、デジタルのモデルに連携させる」と語った。

説明会には車谷暢昭会長兼最高経営責任者(CEO)も出席した。IoTサービスの展開を通じ、「(経営再建の)基礎的な収益力の強化に力を注ぐフェーズ1から、積極的な成長戦略へと転換する」と説明した。

東芝は15年以降の不正会計事件や米原子炉大手ウエスチングハウスの巨額損失などで経営危機に陥った。危機を脱するため、稼ぎ頭だった半導体メモリー事業を売却した。今後の成長の柱としてインフラやエネルギー、半導体などの既存事業とデジタル技術との融合を掲げている。

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