日立 約1年半ぶり高値 親子上場の解消を好感

2019/11/28 20:30
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28日の東京株式市場で日立製作所の株価が5日続伸した。一時前日比99円(2.3%)高の4367円と2018年5月以来、約1年半ぶりの高値(株式併合考慮後)を付けた。25日に上場子会社で化学大手の日立化成昭和電工に売却する方針と伝わった。事業の選択と集中が進むとの期待感が広がり、海外投資家などからの買いが続いた。

終値は1.8%高の4346円。売買代金は182億円と3割増え、東証1部で6位に入った。日立は親子上場の解消を積極的に進めており、09年に22社あった上場子会社を日立化成を含む4社まで減らした。日立化成は日立本体が注力するデジタル事業との相乗効果が薄いと判断し、売却に動いたとみられる。

昭和電工の買収額は9千億円規模との見方もあるため、保有する日立化成株の51%を全て売却すれば4千億円以上を得られる可能性がある。楽天証券経済研究所の窪田真之所長は「得た資金を強みのある事業に回せば、さらなる収益向上が見込める」と指摘する。

今後も親子上場を解消する際はTOB(株式公開買い付け)時の上乗せ幅が付くとの思惑から、残る日立ハイテクノロジーズ日立金属日立建機の株価も上昇している。日立金属株は10日続伸した。日立株も「上場子会社の整理が進むほど評価が高まる」(外資系証券)との声がある。

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