日産、次世代カー生産へ新手法 330億円投資

2019/11/28 15:40
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日産自動車は28日、電気自動車(EV)やガソリン車など複数タイプの車を1つの生産ラインで効率的に組み立てる新たな手法を開発したと発表した。電動化、運転支援といった車両に装備される機能が複雑になることに対応する。2020年中に栃木工場(栃木県上三川町)に導入し、国内外の工場に順次広げる。

坂本副社長は「次世代車は仕様の組み合わせが複雑になり、これに対応した生産管理が欠かせなくなる」と述べた

同社は「ニッサン インテリジェント ファクトリー」と呼ぶ次世代の車づくりのコンセプト、それを支える新たな生産技術を明らかにした。坂本秀行副社長は「次世代車は仕様の組み合わせが複雑になり、これに対応した生産管理が欠かせなくなる」と述べた。

目玉はガソリン回りの部品群をまとめて一括で車体に搭載できる生産システムだ。現状はEVやハイブリッド(HV)、ガソリン車など多様な車を1つのラインで混流生産している。

ガソリン車はエンジン、EVはモーターやバッテリーと積む部品が異なる。EVであれば航続距離の長さごとでバッテリーも違う。これらを27通りのタイプ別にあらかじめユニットにしたうえで、最終的に車体を組み立てるようにする。

これ以外に、塗装工程で熟練の作業員の動作を数値化してロボットに移植したり、車体やバンパーといった異なる材質でも同時に塗装できる仕組みを導入したりする。自動化も進めて、高齢者や女性が働きやすいようにする。栃木工場に330億円を投じて一連の仕組みを導入、国内外の他の工場にも展開していくほか、「仏ルノーや三菱自動車への導入も考えていく」(坂本副社長)という。

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