強気デスクも上司に緊張、「心見える化」試してみた

データの世紀
第8部 理解者はキカイ
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2019/12/2 6:00
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日本経済新聞 電子版
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横浜市の京浜商事は顔表面の動きをカメラで解析し、社員の感情を「見える化」する

横浜市の京浜商事は顔表面の動きをカメラで解析し、社員の感情を「見える化」する

テクノロジーで人間の心や精神の動きを浮き彫りにする「新しき理解者」が登場している。個人の内面をも数字で表すデータ化の波に、私たちはどう向き合っていくべきなのか。取材班は、「心を見える化」する2つの最先端技術を体験することで答えを探った。ひとつは人の顔の映像から性格を数値化できるという人材評価システム。もう一つは、着るだけでストレス値の推移を測れるというシャツだ。

取材班は、商社の京浜商事(横浜市)を訪れた。ロシアのウソ発見器を応用した技術を使った人材評価システムの販売を手掛ける。顔の肌の微細な動きをカメラで捉え、アルゴリズムが分析することで責任感やコミュニケーション能力、心の落ち着き具合など、内面に関わる10以上の項目を数値化するという。

社内でも「気性が荒い」と評判の男性デスク(44)が分析対象に名乗りを上げた。神妙な顔で分析用のカメラの前に座ると、たった30秒で撮影は終了。5分後には結果がはじき出された。同行した後輩の男性記者(38)が横からのぞき見て「当たっている」と苦笑した。

「自信」の項目が80で、「ストレス耐性」は100。自分のことが大好きで、周囲からのプレッシャーも気にしない"俺様体質"がにじむ。デスク本人は「結構、周りに気を使っているけどな」とやや不満そうにつぶやいた。

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