中国のウイグル弾圧内部文書、欧米が批判強める

2019/11/27 19:30 (2019/11/27 20:14更新)
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新疆ウイグル自治区にあるウイグル族の収容施設を中国政府は「職業教育訓練センター」と主張している=ロイター

新疆ウイグル自治区にあるウイグル族の収容施設を中国政府は「職業教育訓練センター」と主張している=ロイター

中国政府による新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族への弾圧の様子を示した内部文書を巡り、欧米の批判が強まっている。ポンペオ米国務長官は26日の記者会見で「中国共産党が人権を踏みにじっている証拠だ」と断じ、英政府は国連監視団の受け入れを求めた。中国側は事実ではないと反発しており、国際社会とのあつれきが高まる可能性がある。

ポンペオ氏は1週間あまりで約1万5千人のウイグル人を収容施設に送ったなどと指摘する内部文書について「ウイグル族への残虐な拘束と組織的な弾圧の詳細を示している」と述べ、中国に政策変更を求めて圧力をかけるため各国と協力する考えを示した。

ドイツのマース外相も26日、「中国は人権に関するルールを順守すべきだ」と批判した。英外務省は25日、国連監視団によるウイグル自治区への「即時かつ無制限なアクセス」を求めた。

一方、中国政府は「ウイグル自治区に強制収容所はなく、テロ防止のために設立した職業教育訓練センターがあるにすぎない」との立場を繰り返している。中国外務省の耿爽副報道局長は27日の記者会見で、ポンペオ氏の発言について「政治的な偏見とうそに満ちている」と非難し、内政干渉だと反発した。

同文書を巡っては米紙ニューヨーク・タイムズや国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)がウイグル族の抑圧を巡る中国当局の内部文書を入手したと報じていた。

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