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コンピューターウイルス「エモテット」まん延の恐れ

民間団体が注意喚起

欧米で流行中のコンピューターウイルス「Emotet(エモテット)」が国内でまん延する兆しが出ている。サイバー攻撃情報や対処法を発信する民間団体のJPCERT(JPサート)コーディネーションセンターが27日に注意喚起した。感染すると、被害者のパソコンなどにあるパスワードが盗まれるといった被害が生じる。国内でも100以上の組織が感染したとの情報があり、警戒が求められる。

JPサートによると、エモテットは実在の組織や人物になりすましたメールに添付されて送りつけられることが多い。主に米マイクロソフトの業務ソフト「ワード」のファイルが添付され、ファイルに含まれるマクロと呼ばれるプログラムを動作させると感染する。

感染した場合、被害者のパソコンや閲覧ソフト(ブラウザー)に保存されたパスワードが盗まれたり、メールアドレスとメールソフトのパスワードが盗まれ、なりすましのメールを被害者に無断で送信されたりする。

主に欧米で流行していたが、10月後半から国内でも被害が増えている。サイバーセキュリティーに詳しい伊藤忠商事の佐藤元彦IT企画部技術統括室ITCCERT上級サイバーセキュリティ分析官は「知人からのメールのファイルでも、マクロのプログラムは開かないこと」と助言する。海外のサイバー対策の専門家から100以上の日本の組織が感染したとの情報を受けているという。

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