工場設備を仮想空間で作成、ノルウェー企業がAIで支援

BP速報
2019/11/27 15:05
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ノルウェーのコグナイトのジョン・マーカス・ラービックCEO

ノルウェーのコグナイトのジョン・マーカス・ラービックCEO

日経クロステック

ノルウェーのコグナイトは26日、日本市場に本格参入すると発表した。同社は、工場などの設備をそのまま仮想空間で作成する「デジタルツイン」を実現するためのPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)専業ベンダーである。石油プラントや製造業の工場など「重厚長大な設備のデジタル化支援に特化している」と、ジョン・マーカス・ラービック最高経営責任者(CEO)は同社の特徴を説明する。

主力サービスがデジタルツインの作成に必要なデータの統合や分析機能を持ったPaaS「コグナイト・データフュージョン」である。設備の稼働状況示すセンサー情報といった非構造化データと、生産管理システムなどで管理する生産計画といった構造化データを統合する機能を提供する。

一般に、設備のデータはメーカーやセンサーごとにフォーマットがバラバラで、生産計画などの情報システムのデータと統合するのは難しいとされている。コグナイト・データフュージョンは「人工知能(AI)などを活用して、フォーマットなどがバラバラのデータでも自動的に統合できる」とラービックCEOは言う。データ統合後に、設備ごとの稼働状況や導入時の情報、保守の履歴などを確認できる分析用のサービスも用意する。

コグナイト日本法人の徳末哲一社長

コグナイト日本法人の徳末哲一社長

日本法人の徳末哲一社長は日本市場について、「まずは石油や化学メーカーに売り込んでいく」と話す。欧米では石油の採掘などを手掛けるメーカーでの導入実績が多く、日本の石油や化学メーカーにその導入経験が生きるとの考えだ。「本社を設立して3年と新しい企業のため、日本では顧客からの信頼が厚い大手商社と組んで販売する計画」と徳末社長は言う。石油や化学メーカーのほかに、日本では特に電力や製造業などにも売り込んでいく。

(日経 xTECH/日経SYSTEMS 島田優子)

[日経 xTECH 2019年11月26日掲載]

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