「収容中、がん治療せず」 クルド男性、賠償求め提訴

2019/11/27 9:50
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 司法記者クラブで記者会見するクルド人男性(左)(26日午後、東京・霞が関)=共同

司法記者クラブで記者会見するクルド人男性(左)(26日午後、東京・霞が関)=共同

茨城県牛久市の東日本入国管理センターに収容中、がんの治療を放置されたとして、クルド人男性(26)=埼玉県=が27日までに、国に約800万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。仮放免された直後に手術を受け、がんと診断されたという。

訴状によると、男性は今年5月、下腹部の痛みを訴えてセンター内で医師の診察を受けた。「病名不明なので外の病院に行かせる」と言われたが、放置されたとしている。解放を求めて8月にハンガーストライキを始め、9月5日に仮放免が認められた。精巣に腫瘍があると分かり、同13日に手術を受けた。

男性は26日の提訴後に東京都内で記者会見し、「毎日何度も痛みを訴えたが対応してもらえなかった」と話した。

2012年に来日、16年からセンターに収容されていた。トルコ国籍で、帰国すると迫害を受ける恐れがあるとして難民認定申請をしている。

出入国在留管理庁は「訴状が届いたら内容を検討して適切に対応したい」としている。〔共同〕

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