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プロ野球MVPは巨人・坂本勇と西武・森

2019/11/26 22:30
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今季のプロ野球のタイトル獲得者らを表彰するNPBアワーズが26日、東京都内で開かれ、最優秀選手(MVP)にセ・リーグから巨人の坂本勇人内野手、パ・リーグから西武の森友哉捕手が選ばれた。いずれも初受賞。最優秀新人(新人王)にはセからヤクルトの村上宗隆内野手、パからソフトバンクの高橋礼投手が選ばれた。

セ・リーグの最優秀選手(MVP)に選出された巨人の坂本勇(左)とパ・リーグMVPの森=代表撮影

セ・リーグの最優秀選手(MVP)に選出された巨人の坂本勇(左)とパ・リーグMVPの森=代表撮影

坂本勇はいずれもリーグ2位の173安打、40本塁打を放ち、主将として巨人の5年ぶりリーグ優勝に大きく貢献。森はともにリーグ3位の162安打、105打点をマーク。強打の捕手としてリーグ2連覇を果たしたチームをけん引した。

プロ2年目の村上は規定打席に到達して、ともにリーグ3位の36本塁打、96打点をマーク。シーズン36本塁打は高卒2年目以内では史上最多タイ、10代では最多記録となった。大学出2年目の高橋礼は開幕から先発ローテーションを守り、規定投球回に達して12勝(6敗)を挙げた。

MVPと新人王は日本シリーズ開幕前までのプロ野球担当記者らの投票によって決まる。

■坂本勇、巨人5年ぶりV導く

セの遊撃手では初めてのMVP受賞。坂本勇はプロ13年目で初の栄誉を「まさかプロ野球選手になってこの賞を頂けると夢にも思っていなかった」と素直に喜んだ。

坂本は巨人を5年ぶりリーグ制覇に導いた=共同

坂本は巨人を5年ぶりリーグ制覇に導いた=共同

巨人を5年ぶりのリーグ制覇に導いた今季は、いずれもキャリア最多の40本塁打、94打点。パワーアップした打撃を周囲に印象づけた。40本は「打てるとは全く想像していなかった」。3年ほど前から取り組んできた、打球をより遠くへ飛ばす練習が実を結び「もう一つランクの高い打者になりたいと、練習から意識してやってきた結果」と胸を張った。

今季は173安打を積み重ねて通算1884安打。来季は史上最年少での2000安打達成も視野に入れるが「そんなに甘く達成できることじゃない。一つの大きな目標だが、先のことは考えずに1試合1試合準備をしたい」と慢心はない。

今年は主将になって初めてリーグ優勝を味わった。「自分の結果で一喜一憂するのはチームにとってマイナス。そのことを心がけて1年間やってきた」。前主将の阿部の教えを守り、自身の成績が悪くても落ち込まず、常に前向きな姿を示した坂本勇は「さらに上を目指す」。視線はリーグ連覇へと向かっている。

■森、「打の西武」の要となる

西武・森は負担の大きいポジションをこなしつつ、捕手では野村克也氏らに続く、史上4人目の首位打者となり、文句なしの選出となった。

西武の森は捕手では史上4人目の首位打者に輝いた=共同

西武の森は捕手では史上4人目の首位打者に輝いた=共同

自分の目標を上回る成績だったという打撃は打率3割2分9厘に105打点。生来の勝負強さに、確実性が備わり「打の西武」の要となった。

「率を残すことを今年のテーマとし、逆方向(左翼方向)へ強い打球を打つ練習を自主トレからしてきた結果、シーズンに入っても逆方向に本塁打を打てた。それが高打率につながったと思う」と納得の表情を浮かべた。

捕手の首位打者の先輩である阿部慎之助氏(巨人)、古田敦也氏(ヤクルト)の時代をみてもわかるように、通常は打線の穴になりがちな捕手が打撃でも貢献するチームは「常勝」に近づく。西武もその土台ができた。

リーグを連覇しながら、またもクライマックスシリーズでソフトバンクに敗れたチームには投手力を含む防御面の課題も残った。扇の要としての責務の重さを痛感しているらしく「配球、ブロッキング(ワンバウンドなどへの対応)、スローイング、すべて技術アップしないといけない」と話した。

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