中国造船1・2位、統合新会社が設立

2019/11/26 21:03
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【香港=渡辺伸】中国造船1位の中国船舶工業集団(CSSC)と、2位の中国船舶重工集団(CSIC)は26日、経営統合した新会社を設立した。社名は「中国船舶集団」で、北京市に本拠地を置く。造船の建造量の世界シェアは単純合算で約2割に達し、世界2位となる。韓国の大宇造船海洋との統合作業を進め、世界首位を固める韓国の現代重工業に迫る。

中国の造船首位と2位の統合で再編が進む(遼寧省大連市の造船所)

中国船舶集団の経営トップにはCSSC董事長だった雷凡培氏が就いた。中国メディアによると、グループに主要な上場会社9社を抱え、総資産は7900億元(約12兆円)、従業員は31万人という。

新会社の設立式典が26日、北京市で開かれ、雷氏のほか、政府の幹部らが参加した。国有企業を管理する政府の国有資産監督管理委員会が10月25日、2社の統合を承認していた。

両社はもともと一つの国有企業だったが、中国が市場経済を導入した後、企業に競争原理を取り入れたい政府によって1999年、2社に分割された。上海市などの中国南部地域にある造船所を管理するCSSCは「南船」、大連市や青島市など北部を管理するCSICは「北船」と呼ばれてきた。南北の経営統合により成長をめざす。

英クラークソン・リサーチによると、2018年の造船竣工量はCSSCが世界2位、CSICが世界3位。2社はともに国有企業で、ばら積み船やコンテナ船、客船、軍用艦などを手掛ける。

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