栃木銀行、ココペリと顧客支援 ウェブでマッチングなど

栃木銀行は26日、ココペリ(東京・千代田)と組んで取引先向けの支援サービス「とちぎん Big Advance」を始めたと発表した。ウェブで他県の中小企業や大手企業とのビジネスマッチングのほか、福利厚生の相互提供などもできる。広域的なマッチングなどを通じ、顧客の事業拡大を後押しする。
ココペリが開発したBig Advanceは2018年4月に横浜信用金庫(横浜市)が導入して以降、これまで31の金融機関で導入が決まっている。各金融機関を介して会員となった企業は8千社に迫り、400社以上の大手企業がパートナー企業となっている。
サービスに登録すると自社の事業ニーズを登録したり、全国の会員企業のニーズを検索したりしてビジネスマッチングができる。大手企業が主導するオープンイノベーション事業への参加申し込みも可能だ。同日会見した栃木銀の黒本淳之介頭取は「お客様のビジネスチャンスの拡大や、新たな事業創造に大きく寄与できる」と話した。