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外国人の東北認知度11% インバウンド意向調査

日本政策投資銀行がまとめた「2019年東北インバウンド意向調査」でアジアや欧米、オーストラリアの旅行者に聞いた東北の認知度は11.6%で前回調査(18年)から横ばいだった。北海道や沖縄などと比べ低さが目立つ。訪問希望者の割合も3%にとどまった。東北への再訪希望者は増加しており、認知度を高め、足を運んでもらう取り組みが重要となる。

調査はアジアと欧米豪の海外旅行経験者を対象に6~7月にかけてインターネットで実施。6276人から回答を得た。

青森は訪問希望者の割合が東北で最多だった(青森ねぶた祭)

全国別にみると、認知度が最も高い地域は北海道(60.1%)で訪問希望者の割合は39.5%に上った。関西や九州、沖縄の認知度は30~40%台だった。いずれも訪問希望者の割合が1割を超えており、主要観光地が海外でも高い知名度を維持している。

東北の都市別の認知度は福島(28.5%)や仙台(19.8%)に続いて青森(18.8%)が上位に入った。青森は訪問希望者の割合が5.7%と東北で最多だった。北海道との近さをアピールした観光政策のほか、アジアを結ぶ国際線定期便の就航などが外国人の訪問意欲を高めている。

東北を訪れた外国人が再び訪問を希望する「再訪希望率」は3.8ポイント上昇して65.4%だった。九州(64.8%)や四国(59.6%)などを上回った。観光で満足したことを聞いたところ、紅葉や雪景色など自然への満足度は40%以上と高かった。一方、美術館や博物館などの観光施設は8%程度が不満と回答。多言語対応を含めた案内サービスに課題が残る。

東北訪問者の訪日経験回数をみると、2回以上の訪日経験のあるリピーターが約8割を占めた。6回以上訪日した人の割合は33.8%と、北海道(25.3%)や九州(27.7%)を上回った。東北は旅慣れたリピーターが増え、他の観光地との違いをより強く打ち出す必要が出てきている。

政投銀は東北観光の課題について認知度向上のプロモーション活動が欠かせないとしたうえで、「訪日リピーター層に響くような観光資源を掘り起こし、それを磨き上げることが求められる」と指摘する。

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