広島高裁は「合憲」判決 7月参院選、1票の格差

2019/11/26 14:43 (2019/11/26 16:35更新)
保存
共有
印刷
その他

「1票の格差」が最大3.00倍だった7月の参院選は投票価値の平等に反し違憲だとして、広島県の弁護士3人が広島選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁(三木昌之裁判長)は26日、合憲との判断を示し、請求を棄却した。

参院選「1票の格差」訴訟の判決で、広島高裁に向かう原告側の弁護士ら(26日午後)=共同

山口邦明弁護士らのグループが起こした訴訟の一つ。別の弁護士グループも14の高裁・高裁支部に全国45選挙区の選挙無効を求め提訴しており、一連の訴訟の判決は「違憲状態」2件、「合憲」13件となった。12月4日の東京高裁判決で、高裁段階の判決が出そろい、最高裁は来年中にも統一判断を示す見通し。

2016年の前回参院選では2県を一つの選挙区に統合する「合区」が導入され、従来5倍前後だった格差が3.08倍に縮小し、最高裁は合憲と判断。18年の公選法改正で定数6増(埼玉選挙区2、比例4)となった今回の選挙では、格差はわずかだが縮小した。

判決理由で三木裁判長は18年の法改正を「抜本的見直しを達成したとはいえない」としたが「格差是正への配慮は続けられている」と評価。国会に制度改革の議論を続ける意志があることなども踏まえ「著しい不平等状態にあったとはいえない」とした。

今回参院選は議員1人当たりの有権者数が最少の福井選挙区と、最多の宮城選挙区との格差は3.00倍、広島選挙区は1.81倍だった。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]