フジモリ氏長女、拘束命令取り消し 捜査は継続

中南米
2019/11/26 8:03
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【サンパウロ=外山尚之】ペルーの憲法裁判所は25日、フジモリ元大統領の長女で最大野党の党首を務めるケイコ・フジモリ容疑者の拘束命令を取り消した。ケイコ容疑者はマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いで、2018年10月から身柄を拘束されていた。今後も捜査は継続されるが、ケイコ容疑者が政治の表舞台に復帰する可能性が高まった。

拘束命令を受けた直後のケイコ・フジモリ容疑者(2018年10月、リマ)=ロイター

ケイコ容疑者は11年の大統領選に出馬した際、選挙資金としてブラジル建設大手のオデブレヒトから120万ドル(約1億3千万円)を不正に受け取り、資金洗浄を主導した疑いが持たれている。検察側が逃亡の恐れがあるとして身柄拘束を要求し、裁判所が承認していた。今年9月には身柄拘束の期間を36カ月から18カ月に短縮される判決が出たばかりだった。

ペルーではケイコ容疑者と政治的に対立するビスカラ大統領が9月末に野党が多数の国会の解散を宣言、20年1月に議会選が予定されている。政府と議会の対立で混乱が進む中、ケイコ容疑者が率いる最大野党フエルサ・ポプラルは支持率が低下し、世論調査では議席数の減少が予想されていた。ケイコ容疑者の政界復帰で、情勢が変化する可能性もある。

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