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世界のCO2濃度、過去最高を更新 世界気象機関調べ

【ジュネーブ=細川倫太郎】世界気象機関(WMO)は25日、2018年の二酸化炭素(CO2)の世界平均濃度が407.8ppm(ppmは100万分の1)に達したと発表した。前年より2.3ppm上昇し、過去最高を更新した。WMOは「将来の世代が気温上昇や生態系破壊など気候変動の深刻な影響に直面することになる」と警鐘を鳴らした。

火力発電所などからの二酸化炭素(CO2)排出削減は大きな課題となっている(ポーランド)=ロイター

CO2は温暖化の原因となる温暖化ガスのひとつ。大気中の温暖化ガスの濃度が高くなると、熱がこもりやすくなり気温が上昇する。

CO2濃度は産業革命前の水準に比べると約1.5倍となった。10年間の平均上昇幅をみると、1995~05年は1年あたり1.86ppmだったが、05~15年は2.06ppmと悪化している。石油など化石燃料の利用拡大が要因となっている。

同じく温暖化をもたらすメタンの濃度も18年は1869ppb(ppbは10億分の1)と過去最高を更新した。メタンは動物の呼吸や排せつ物などから出る。WMOのターラス事務局長は「気候変動対策の国際的な枠組みである『パリ協定』の合意にもかかわらず、温暖化ガスの濃度の低下はおろか、上昇が鈍化する兆しさえも見られない」と述べている。

12月にスペインのマドリードで開かれる第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)で、参加国はCO2削減に向けた対策などを議論する。WMOの報告などを受けて、主要国に排出削減を求める声は一層強まりそうだ。

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