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仏、DV被害者の保護強化 女性死者、年100人超

【パリ=共同】フランス政府は25日、ドメスティックバイオレンス(DV)による女性の死者が年間100人を超え社会問題化する中、医師の守秘義務を一部免除して当局への通報を可能とするなど被害者保護や加害者への罰則を強化する30の新措置導入を発表した。

フィリップ仏首相(左)は25日、ドメスティックバイオレンス被害者の保護強化の必要性を訴えた(パリ)=ロイター

フランスで現・旧パートナーによるDVの女性死者数を集計している団体によると、昨年の犠牲者は120人だったが、今年は25日現在で既に138人。「フェミニシッド(女性殺し)」という用語で問題の啓発を図っている。

新たな措置として政府はほかに、刑法を改正し女性を自殺(未遂を含む)に追いやった場合も犯罪として最大禁錮10年の罰とすることや、電話相談窓口を休日も含め24時間対応とし、警察署で応対する福祉員を2021年までに約3割増加させることなどを盛り込んだ。

また問題の根を絶つため、改めて学校教育を重視。公立学校の職員に対し、男女平等に関する研修を義務化する。

記者会見したフィリップ首相は新たな措置について「社会が必要とする電気ショック」になると訴え、来年予算で3億6千万ユーロ(約430億円)超を対策に充てると強調した。しかし、女性擁護団体の一部からは予算が不十分との声も上がっている。

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