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米ネット証券シュワブ、TDアメリ買収 2.8兆円

米ネット証券大手チャールズ・シュワブが米同業のTDアメリトレードの買収を発表した=ロイター

【ニューヨーク=宮本岳則】米国のインターネット証券チャールズ・シュワブは25日、米同業大手TDアメリトレード・ホールディングを260億ドル(約2兆8千億円)で買収すると発表した。米国では10月以降、株式売買手数料を無料にする動きが広がり、コスト削減を迫られていた。大手同士の経営統合が、さらなる再編の引き金になる可能性もある。

今回の買収は株式交換方式で行われる。統合は2020年後半までに終えたい考えだ。両社の証券口座を単純合算すると2400万に達し、預かり資産総額は5兆ドル以上になる。シュワブのウォルト・ベッティンガー最高経営責任者(CEO)は声明で「低コストと優れたサービス、技術を組み合わせる」と述べ、さらなるシェア拡大に意欲を示した。

収益環境の悪化が大型再編につながった。10月上旬にシュワブが株式やオプション取引料の無料化を発表すると、TDアメリやEトレード・フィナンシャルなど大手が追随し、「手数料ゼロ」の流れができた。TDアメリのスティーブ・ボイル最高財務責任者(CFO)は手数料無料化で「純営業収入で約15~16%の減収要因」と明らかにしていた。統合でコスト競争力を高める。

ネット証券は売買手数料に代わる新たな収益源の確保が課題だ。シュワブは富裕層向けの資産管理サービスで先行する。統合を機にTDアメリの顧客を取り込むことで「富裕層向けビジネスの拡大が見込める」(米ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのアナリスト、マイク・マヨ氏)との見方があった。

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