平和大使、決意新たに 教皇と半年ぶり再会

2019/11/25 11:38
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核兵器廃絶の署名を集めて国連機関に届ける活動に取り組む広島と長崎の「高校生平和大使」は今年6月、バチカンを訪れてローマ教皇(法王)に面会した。24日に被爆地で教皇と再会した高校生たちは、非核と平和への決意を新たにした。

 高校生平和大使から、キャンドルにともす火を受け取るローマ教皇フランシスコ=24日午後7時3分、広島市の平和記念公園(代表撮影)

長崎市の爆心地公園で教皇がろうそくにともす火を手渡した長崎の高校生平和大使、内山洸士郎さん(16)。言葉を交わすことはなかったが、教皇の真剣な表情に「核なき世界の実現に向けて自分の責務を全うしたい」との決意を心に刻んだ。

内山さんは今年6月にバチカンを訪れ、教皇と面会。平和大使の活動について説明すると「続けなさい」と激励された。平和大使を指導してきた被爆2世の平野伸人さん(72)は「この日を境に彼の目の色が変わった」と評する。内山さんは「被爆者の思いを継承し、一筆一筆の署名を大切に集めることが自分の役割」と再確認した。

内山さんとともにバチカンで教皇に面会した広島の高校生平和大使、松田小春さん(17)も広島市の平和記念公園での式典に参加。あいさつで「ノーモア・ヒロシマ・アンド・ナガサキ」と話しかけ、バチカンで教皇からもらったロザリオを両手で差し出して見せると、教皇はそっと触れ、別のロザリオが入った白い箱を重ねて置いた。

式典終了後、教皇が再び被爆者らに近づき、敬意を表したことに「被爆者の苦しみを理解して、ここに来てくださったと感じた」と話した。〔共同〕

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