バンクシー作品?展示開始 東京・日の出ふ頭
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路上芸術家バンクシーの作品かどうかが話題を集めたネズミの絵の展示が25日から東京・日の出ふ頭(港区)の船客待合所で始まった。絵は昨年末、近くの防潮扉に描かれているのが見つかり、都が撤去して保管。見学を希望する地元の要望を受け、期限を設けず無料で公開することを決めた。展示は午前10時から午後7時まで。

都によると、絵は2003年に東京で描いたとされるバンクシー作品と酷似。確認のために本人へ送ったメッセージは返信のない状態が続いているという。
展示が始まったと聞き、観光中に立ち寄った鹿児島市の無職、米かをりさん(67)は「来年の干支がネズミなので、ハッピーを引き寄せた気分。かわいい絵で、本物だと思う。見られたことを自慢したい」と喜んでいた。
絵は4月にも都庁で期間限定の一般公開が実施され、延べ3万5千人以上が見学した。都は「落書きは容認できないが、日の出ふ頭のにぎわいに資すると判断した」としている。〔共同〕