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日米同盟の懸念を伝達 ロシア外相、日本に

【モスクワ=小川知世】20カ国・地域(G20)外相会合のために訪日中のロシアのラブロフ外相は23日、日ロの平和条約締結交渉をめぐり、日米同盟が障害になっているとの認識を示した。日米による軍事、政治上の関係強化など安全保障に関する具体的な懸念事項を日本側に伝え、回答を待っていると明らかにした。名古屋市で記者団に語った。

ロシア外務省によると、ラブロフ氏は「(日本と)米国との軍事同盟は日ロ関係を新たな段階に発展させるうえで問題になる」と述べた。米国がロシアと中国を脅威と位置づけていると指摘し、12月に訪ロを予定する茂木敏充外相との会談でも日米の同盟関係のあり方などが議題になるとの見方を示した。

22日の日ロ外相会談では1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させると改めて確認した。ラブロフ氏は23日、56年宣言の完全な履行は「在日米軍の駐留が打ち切りになった状況」でのみ可能とされていたとも主張した。領土問題で譲歩しない姿勢を改めて強調した。

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