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レクサス初EV、中国投入 「品質確保へ国内生産で」

【広州=湯沢維久】トヨタ自動車は22日、高級ブランド「レクサス」で初めての電気自動車(EV)となる「UX300e」を中国・広州で世界初披露した。価格は未定で世界に先駆けて2020年春に中国で発売し、20年夏に欧州、21年前半に日本に投入する。レクサス部門のトップである沢良宏執行役員にEV投入の狙いなどを聞いた。

――EVへの期待を聞かせてください。

「中国やノルウェーといった欧州では環境規制で、EVの需要が高まっている。限られていた地域のニーズに応えるモデルとして重要だ。トヨタはハイブリッド車(HV)で車の電動化をリードしてきたと思っている。HVの蓄積の上にプラグインハイブリッド車(PHV)や将来的には燃料電池車(FCV)など様々な選択肢をもって、世界での環境負荷の低減に貢献し、地域ごとの顧客の需要に応える」

「日本の美意識で(内外装など)スタイルを含めて設計している。同じ東洋の中国の人に共感してもらえる部分があると感じる。日本発のブランドとして、欧米競合メーカーと比べても、差別化したブランド戦略を展開できている」

――トヨタ自動車九州(福岡県)の宮田工場で生産します。

「まだまだ中国では販売台数の量やシェアが小さい。(中国で)新たに工場を建てると、販売しなくてはいけない量も増える。一挙に造る量が増えると人材の育成が間に合わず、サービス品質が保ちにくい」

「中国での合弁会社との工場での生産も選択肢になる可能性はあるが、品質面でレクサスでは準備ができていない。商品とサービスの両方の品質をみていきたい」

――中国でのEV需要をどうみますか。

「規制ありきで普及が進んできたかもしれないが、EVに一度乗った人が『これもありだね』と経験し、EVに対する抵抗が少ない購買層がいると感じる。距離を乗る人や、複数保有の人など様々な使用環境があると思うが、(EVかそれ以外かという)どちらかだけの二択ではお客さんも満足しないのではないか」

――中国で環境車への補助金が減っています。

「販売奨励策の効果はいつまでも続くとは思えない。これからが本当の意味で、技術力が問われる段階に入ってくる。HV技術が生かされると感じている。HVやPHV、FCVと幅広い選択肢でバランスをとって、事業を進めていきたい」

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