20年4月のこんぴら歌舞伎、松本白鸚さんら出演
香川県琴平町と「四国こんぴら歌舞伎大芝居」推進協議会は22日、2020年4月に開催する第36回公演に二代目の松本白鸚さん、十代目の幸四郎さんらが出演すると発表した。第2部では襲名披露の「口上」が予定されている。JTBとJR四国がまず入場券を含む旅行商品の受け付けを12月6日から開始。入場券のみは20年2月21日から販売する。

こんぴら歌舞伎は1985年の初公演以来、毎年開催され、全国の歌舞伎ファンを魅了している。第36回公演は、1835年に建てられた現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」で、20年4月11~26日に開く。
演目は午前の第1部が「隅田川続俤 法界坊」。悪党ながらも、人間味があふれどこか憎めない法界坊が登場する人気の狂言だ。
午後の第2部は「寿式三番叟」「口上」「義賢最期」で、口上では松本さん親子が襲名披露のあいさつをする。義賢最期は、義賢がみせる「戸板倒し」「仏倒し」などの迫力ある立ち回りがみどころだ。
観劇料はA席1万5千円、B席1万1千円、特別席1万7千円。入場券の購入方法などは、こんぴら歌舞伎の公式サイトで紹介している。