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特許切れ薬、値下げまでの期間を短縮へ、20年度

厚生労働省は22日、薬の公定価格(薬価)を引き下げるための2020年度の制度改革案を明らかにした。特許が切れた医薬品は同じ成分の後発品への置き換えが進んでいれば従来よりも早く値下げする。薬の効果がある対象疾患が増えて販売額が一気に増えた薬も値下げしやすくする。薬価の引き下げは患者の負担軽減になるが、製薬会社の経営には影響が出そうだ。

22日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)の専門部会で示した。引き続き検討を進め、年内に骨子をまとめる。

先発薬の特許が切れると、開発費を抑えた安価な後発薬が登場し、置き換わっていく。薬剤費を抑えるため、現在は後発薬が登場してから10年たった先発薬の薬価を後発薬並みに下げていく仕組みがある。厚労省は後発品への置き換え率が80%に達した先発薬は、10年を待たずに値下げできるようルールを見直す。

効能を追加した薬の薬価改定ルールも見直し、販売額が一気に増えた場合に値下げしやすい仕組みを導入する。

念頭にあるのはスイス製薬大手ノバルティスの花粉症向け治療薬「ゾレア」とみられる。ぜんそくの治療薬だったが、重度の花粉症にも効果があるとして対象患者の急増が見込まれている。財務省が患者数が非常に多いことから医療保険財政への影響を懸念していた。

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