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アンジェスの遺伝子治療薬、米国で治験始まる

コラテジェンは重症の動脈硬化患者の足の血管を再生する薬。日本では今年3月、厚生労働省が承認した。

大阪大学発ベンチャーのアンジェスは22日、体内に遺伝子を入れて病気を治す「遺伝子治療薬」について米国で新たな臨床試験(治験)を開始すると発表した。今後、小規模な治験を2年以内に完了させた後、最終段階の治験を始める見込みという。成功すれば血管がつまった足に新しい血管を作るための遺伝子を注射する治療が米国でもできるようになる。

遺伝子治療製品「コラテジェン」の治験を始める。対象は動脈硬化が原因の下肢潰瘍のある患者。足の血流が悪化した患者への世界的な治療指針が今年6月に変更されたことを受け、下肢切断のリスクが低い患者を対象にする。60人と小規模な治験で投与量、投与回数などを検討した後に最終段階に入る。

アンジェスは過去に米国で、今回よりも症状の重い患者を対象にした治験を試みたが、患者が集まらず2016年に治験を中止していた。

「コラテジェン」は重症の動脈硬化患者の足の血管を再生する薬として今年3月、厚生労働省に認可されている。9月には保険収載された。薬価は60万360円。遺伝子治療薬の承認は国内では初めてだった。田辺三菱製薬が9月から販売を開始している。

アンジェスは02年に東証マザーズに上場した大阪大学発の創薬ベンチャー。コラテジェンの開発には1999年の会社設立から取り組んできた。(満武里奈)

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