半導体ウエハー、台湾社が韓国工場増設 日本依存低下

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アジアBiz
2019/11/22 17:19
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【ソウル=細川幸太郎】半導体主要材料のシリコンウエハー世界3位、台湾の環球晶円(グローバルウェーハズ)が22日、韓国で新工場を稼働させた。投資額は約500億円で、主にサムスン電子に供給するとみられる。日本勢が世界シェア6割を握るシリコンウエハーを国内で生産することに韓国政府は同日午前「日本への依存度が50%から9ポイント下げられる」と歓迎のコメントを発表した。

シリコンウエハー工場を視察する文在寅大統領(中)。右の女性は環球晶円董事長(22日午前、天安市)=聯合・共同

グローバルウェーハズの韓国子会社、MEMCコリアが韓国中部の忠清南道天安市の敷地内に第2工場を完成させた。同日午前の竣工式に出席した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「この4カ月間、韓国企業と政府は素材や部品の国産化にまい進してきた。半導体製造大国を誰も揺さぶることはできない」と強調した。

日本政府による半導体関連材料3品目の輸出管理厳格化に、半導体産業に依存する韓国側は激しく反発している。さらに、日本への依存度が高く、韓国企業のシェアがSKシルトロンの10%程度にとどまる重要素材のシリコンウエハーも規制の対象に加わる可能性があるとみて、警戒を強めていた。

台湾系企業の式典に大統領が出席するのも重要素材の国産化を推奨する韓国政府の危機感の表れだ。韓国政府が国産化のために外資企業の誘致に動き出せば、日本の半導体関連材料を手掛ける素材メーカーにとってサムスン電子との取引が先細る可能性もある。

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