アステラス製薬、糖尿病の治療用アプリを国内提供へ

2019/11/22 18:00
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日経クロステック

アステラス製薬は21日、治療用アプリ開発の米ウェルドックの糖尿病を管理するデジタルセラピューティクス(DTx)「BlueStar(ブルースター)」を日本や一部のアジア地域で商業化する契約を同社と締結したと発表した。DTxとは、スマートフォンのアプリなどデジタル技術を用いて疾患の診断、予防、治療などを支援したりするもの。

ブルースターは成人の1型や2型の糖尿病患者を対象としたDTxで、糖尿病の自己管理を支援する。患者が血糖値などをスマホで入力すると、結果に基づいてバランスの良い食事をしたり、適度に運動したりすることを促すコーチングメッセージを発信する。治療データと機械学習に基づいて、個別の患者に合わせた内容になるという。2010年に米食品医薬品局(FDA)が医療機器として承認した。

アステラスは今後、日本や一部のアジア地域においてウェルドックと共同でブルースターを商業化する。「プログラム医療機器としての承認取得と保険適応を視野に入れて検討している状況だ」と同社は説明している。またアステラスはウェルドックと共同で糖尿病以外の複数の疾患を対象としたDTxの開発も目指す。ウェルドックに対して契約締結一時金として1500万ドル(約16億3000万円)を支払う。

アステラスは18年4月、最先端技術を利用して新しいヘルスケアの事業を創成する「Rx+(アールエックスプラス)事業創成部」を発足させた。既にバンダイナムコエンターテインメントと連携し、継続的に運動する必要がある人を支援するアプリの共同開発契約を締結した。さらに同社は、19年10月に発足したDTxの開発を推進する「日本デジタルセラピューティクス推進研究会」のメンバーの一員でもある。

(日経 xTECH/日経デジタルヘルス 高橋厚妃)

[日経 xTECH 2019年11月22日掲載]

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