実弾の持ち込み数引き上げ スポーツ射撃、鉄道バスに
国土交通省が2020年東京五輪・パラリンピックを念頭に、鉄道やバスに持ち込めるスポーツ射撃用の実弾の数を引き上げる方針を固めたことが21日、同省への取材で分かった。現在は鉄道200発以内、路線バスや高速バス50発以内だが、800発を上限とする。
同省は選手や関係団体の意見を集めた結果、選手は最大800発程度の実弾を持って移動しており、現行規定が競技の実態と合わないと判断した。競技が以前より普及していることや、五輪・パラに向け海外勢も含め合宿や練習の機会が増えるとみて、省令を改正して20年1月に施行、恒久規定とする考えだ。
同省によると、鉄道やバスに持ち込める実弾は口径が約5.7ミリ。スポーツ用の実弾は、ほかの用途に比べ、火薬の量は少ないという。
現状では、選手は規定を考慮し、マイカーやレンタカーで移動するケースが多く、鉄道やバスも使えるようにしてほしいとの要望があった。〔共同〕
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