トランプ氏の職権乱用「証拠は明白」、米下院議長

トランプ政権
北米
2019/11/22 3:22
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記者会見するペロシ米下院議長(21日、ワシントン)=AP

記者会見するペロシ米下院議長(21日、ワシントン)=AP

【ワシントン=中村亮】米野党・民主党のペロシ下院議長は21日の記者会見で、ウクライナ疑惑について「トランプ大統領が個人的利益のために公職の立場を利用した証拠は明白だ」と述べた。民主党のバイデン前副大統領の不正調査をウクライナに要請した行為が職権乱用に相当するとの見方を示したものだ。議会下院は同日もウクライナ疑惑に関する公聴会を開き、トランプ氏に対する追及を強めた。

ペロシ氏はウクライナ疑惑をめぐり「トランプ氏が(大統領就任時の)宣誓に違反した」とも語り、大統領としての適性に問題があると指摘した。一方でトランプ氏の弾劾訴追に関しては「委員会に委ねる」と説明。真相解明を優先しており、弾劾訴追の是非は現時点で決めていないとの立場を改めて示した。

下院情報特別委員会はウクライナ疑惑に関する5日目の公聴会を開いた。ホワイトハウスの元ロシア担当フィオナ・ヒル氏の証言によると、ゴードン・ソンドランド駐欧州連合(EU)大使が「(バイデン氏の)調査の見返りに米ウクライナ首脳会談の日程を調整することでマルバニー大統領首席補佐官代行と合意している」と話した。

別の外交官もヒル氏と同様の証言をしており、政権が外交政策を悪用してバイデン氏の調査をウクライナに促した疑いが強まっている。トランプ氏の最側近のひとりであるマルバニー氏が見返り要求に深く関与したことが改めて浮き彫りになった。ただ、トランプ氏本人が見返り要求に関与した明確な証拠は出ていない。

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