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ネタニヤフ首相を起訴 イスラエル検察が収賄罪などで

(更新)
イスラエルのネタニヤフ首相=ロイター

【カイロ=飛田雅則】イスラエル検察は21日、汚職疑惑を抱えるネタニヤフ首相を収賄罪などで起訴したと発表した。現職首相の起訴は同国で初めて。疑惑を否定するネタニヤフ氏は首相辞任を拒否し、裁判で争うもよう。同国の法律上、首相は起訴されても辞任する必要はないが、国民から批判が高まるのは必至だ。通算13年半も首相を務めたネタニヤフ氏や、同氏が党首の与党リクードにとって打撃となる。

検察はネタニヤフ氏について収賄、詐欺、背任の3つの罪で起訴した。検察によると、同氏は実業家に特別な計らいをする見返りにシャンパンや葉巻など高額な贈り物を受け取ったほか、通信大手ベゼクに便宜を図る代わりに傘下のニュースサイトに好意的な記事を掲載するように要求したという。

マンデルブリット検事総長は同日の記者会見で「リーダーを起訴するのはイスラエルにとって厳しく、悲しい一日だ。しかし誰も法律を超えることはできない」と語り、起訴の正当性を強調した。

起訴されたネタニヤフ氏はフェイスブックにビデオメッセージを投稿し、「政府を転覆しようという試みだ。私は(首相を)辞任しない。国を率い続ける」と語り、検察に徹底的に対抗する姿勢を示した。

イスラエルでは9月のやり直し総選挙後、リブリン大統領に指名されたネタニヤフ氏に続き、野党指導者のガンツ元軍参謀総長も今月20日に組閣に失敗した。一院制の国会(定数120)は3週間の期限で過半数の議員が支持する首相候補の擁立に動いている。

今回、検察が起訴したことで国民からの批判が高まれば、ネタニヤフ氏は政治生命の危機に直面する可能性がある。次期政権の樹立に向けた交渉にも影響が及びそうだ。

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