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朝鮮半島問題解決へ新計画、ロシアが北朝鮮に伝達

【モスクワ=小川知世】ロシアのラブロフ外相は21日、朝鮮半島問題の解決に向けて中国とつくった新たな行動計画を北朝鮮側に伝えたと明らかにした。2017年に中ロでまとめた行程表を更新する内容で、米国や韓国など関係諸国にも近く伝達する。ロシアは非核化をめぐる米朝交渉が膠着するなかで存在感を示すねらいもあるとみられる。

モスクワで開いたマレーシア外相との会談後の共同記者会見で述べた。ラブロフ氏によると、新計画は米朝や韓国の意見をふまえ、軍事、政治、経済、人道分野で各国が取るべき具体的な措置を盛り込んだ。軍事活動の凍結、政治対話や経済関係の再開に関連する内容という。同氏は訪ロした北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官と20日に会談していた。

ロシアは中ロが17年に策定した行程表の意義を繰り返し強調してきた。行程表は北朝鮮の核・ミサイル開発と米韓の合同軍事演習の同時凍結など対話を通じた段階的な解決を提唱する。ラブロフ氏は米朝交渉の停滞に言及し「交渉を支援し、袋小路に陥らせないために中国と立案した」と新計画のねらいを語った。

ロシアは中国との連携を打ち出し、交渉の仲介役として周辺地域で影響力を高めたい考えだ。ラブロフ氏は22、23日に名古屋市で開く20カ国・地域(G20)外相会合にあわせて、茂木敏充外相と会談を予定する。日本側に新計画の説明があるかも注目される。21日にラブロフ氏と会談したマレーシアのサイフディン外相も半島情勢の安定を訴え、在北朝鮮マレーシア大使館の業務を20年に再開すると表明した。

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