建設当時の姿でお目見え 金沢の国立工芸館、開館控え

2019/11/21 20:19
保存
共有
印刷
その他

石川県などは21日、2020年の国立工芸館開館を前に、金沢市内に完成した建物を報道陣に公開した。建物は、国の登録有形文化財である旧陸軍の第9師団司令部庁舎と金沢偕行社を移築し、2つの建物をつなぐ形で造られた。過去に撤去された部分も復元し、外壁や窓枠の色も明治期の建設当時を再現した。

国立工芸館の建物。金沢偕行社(右)と第9師団司令部庁舎(左)を移築・復元した(21日午後、金沢市)

国立工芸館の建物。金沢偕行社(右)と第9師団司令部庁舎(左)を移築・復元した(21日午後、金沢市)

内装はシャンデリアやしっくいのレリーフなどを再現。現在の東京国立近代美術館工芸館(東京・千代田)にはなかったミュージアムショップを新設し、工芸体験や講演会を想定した多目的スペースも設けた。展示室は3つで、展示スペースを1割増やした。

美術・工芸品は、人間国宝の作品など1900点以上を収蔵する。石川県出身の工芸家、松田権六の自宅工房も東京都文京区から移築され、展示される。

金沢市への移転は16年3月に決定。東京国立近代美術館工芸館は20年夏の東京五輪開催に合わせて国立工芸館として生まれ変わる。事業費は約34億円で、県が6割、市が4割を負担した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]