ユニクロ、京都の店改装 売り場面積倍に

2019/11/21 14:31
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京都最大の店舗を22日に改装開業する(ユニクロ京都河原町店)

京都最大の店舗を22日に改装開業する(ユニクロ京都河原町店)

ファーストリテイリング傘下のユニクロは22日、京都最大の広さを持つ店舗を改装オープンする。売り場面積を約2倍に広げたほか、京都の街並みになじむように店のテーマカラーを藍色にし、地域の伝統や文化も生かした地域密着型の店に位置づける。柳井正会長兼社長は地域に応じた「個店経営」を掲げており、改装でブランド力のさらなる向上を目指す。

「ユニクロ京都河原町店」の内覧会を21日に開いた。ファストリが運営する商業施設「ミーナ京都」(京都市)の地下1階から地上3階に増床・移転する。売り場面積は約3千平方メートルと従来の約2倍で、ユニクロの全ラインアップを扱う。ファストリの桑原尚郎グループ上席執行役員は販売目標について、「以前の2倍を目指す」と述べた。

店名とは別に、新店舗の愛称に「京都ゆにくろ」を使用。京都伝統の藍染めに着目し、店舗のテーマカラーを藍色にした。京町家の特徴ののれんや木の格子を店内のデザインに取り入れ、「地域で長く商売をする人」(橋本秀人店長)を描いた雑誌も無料で配る。

地域密着型の店作りは、ユニクロが近年、東京・吉祥寺や御徒町、札幌市の店などで展開している手法だ。地域社会に溶け込む「個店経営」の一環で、柳井氏はかねて「地域と連携しないと持続的な成長はできない」と話す。桑原氏も「画一的な商売でなく、祭りなどで地域に貢献していく」とし、新店舗の役割に期待感を示す。

ユニクロは全国に約820店を運営し、郊外には古い店舗も多い。国内で店舗数を増やすことが難しいなか、新店舗を1つの手本にして、良い取り組みを全国に移植していけるのか。伸び代の大きい海外を含め、「個店経営」の有無がカギを握りそうだ。

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