香港人権法案は「紙くず」 中国・人民日報で米批判

2019/11/21 12:04
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人民日報の評論記事は、米議会で可決した香港人権法案を「紙くず」と非難した

人民日報の評論記事は、米議会で可決した香港人権法案を「紙くず」と非難した

【北京=羽田野主】中国共産党の機関紙、人民日報は21日、米議会下院で可決した「香港人権・民主主義法案」について「中国の内政に干渉する法案は1枚の紙くずだ」と非難する評論記事を1面に掲載した。法案が成立するなら報復措置をとる考えを改めて強調し「一切の悪い結果は米国が負うことになる」と指摘した。

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人民日報は「国家の主権と安全を守る決心は決して変わることはない。香港カードを切っても必ず失敗する」と言及した。トランプ米政権が貿易交渉などを有利に進めるためにこの法案を利用しないように強くけん制した。

法案を巡っては20日から中国外務省や中国の国会に相当する全国人民代表大会などが一斉に反対する声明を出す異例の事態となっている。

法案は香港の人権や民主主義の確立を支援するとの位置づけで、香港やマカオに高度な自治を認める「一国二制度」が中国政府によって損なわれていないか検証するしくみを盛り込んだ。人権弾圧などが確認できれば中国政府関係者などに制裁できるようにする。

成立にはトランプ大統領の署名が必要で、中国との貿易交渉への影響などを考慮して最終判断を下す見通しだ。

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