GMがFCAを提訴 組合交渉での贈収賄で

2019/11/21 6:46
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【ニューヨーク=野村優子】米ゼネラル・モーターズ(GM)は20日、労使交渉における贈収賄をめぐり、欧米大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)を提訴したと発表した。FCAが全米自動車労組(UAW)との交渉を有利に進めるために賄賂を支払い、人件費や運営面で優位に立ったことにより、損害を被ったとGMは主張している。

GMは労使交渉における贈収賄を巡り、FCAを提訴した=ロイター

GMは同日発表した声明で、「09年から15年にかけての労使交渉で、FCAは数百万ドル規模の賄賂を支払った」と指摘した。賄賂によってFCAは賃金をめぐる労使交渉を有利に進めた結果、人件費の面でGMよりも不当に優位に立とうとしたという。

労使交渉における贈収賄は17年に発覚しており、米連邦捜査局(FBI)がUAW幹部やFCAの労使担当幹部を現在も捜査中だ。

これに対してFCAは「訴訟の内容とタイミングに驚いている」「仏グループPSAとの経営統合やUAWとの交渉を混乱させることを意図した訴訟としか思えない」などと非難した。

UAWも、17年から幹部の贈収賄について調査しており、「不正行為が2度と起こらないように努めている」との声明を発表した。

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